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CRITICAL ERRORWordPressで「このサイトで重大なエラーが発生しました」と出たときの原因と直し方
画面にこの1行だけが出る、または真っ白になるのは、PHPの処理が途中で止まっているためです。2026年10月のPHPの脆弱性対応でPHPのバージョンを上げたあとにも起きます。原因の見つけ方と、自分でできる直し方を順番にまとめました。
このエラーの意味
「このサイトで重大なエラーが発生しました。」は、テーマやプラグイン、WordPress本体のPHPのプログラムで致命的なエラー(Fatal error)が起きたときにWordPressが出す表示です。WordPress 5.2 から入った「致命的エラーからの保護」の機能が、画面を真っ白にする代わりにこの文を出しています。
古いWordPressでは同じ状態でも画面が真っ白になります。サイト全体ではなく、管理画面だけ、投稿の編集画面だけで出ることもあります。
このサイトで重大なエラーが発生しました。サイトに重大なエラーがありました。(少し前のWordPressの表示)- 何も表示されない(画面が真っ白)
よくある原因
まず「エラーが出る直前に何が変わったか」を思い出してください。原因はたいてい、その変更です。
1. PHPのバージョンが上がった
新しいPHPでは、古いPHPで使えた関数や書き方の一部が使えなくなっています。更新されていないテーマやプラグインが、それを使っていると止まります。自分で操作していなくても、サーバー会社のメンテナンスでPHPが上がることがあります。2026年10月21日に公表されたPHPの脆弱性(CVE-2026-109618/109619)への対応で、レンタルサーバー各社も緊急メンテナンスやPHPの更新を進めています。詳しくは PHPのバージョンの確認と切り替え方 にまとめました。
2. プラグインやテーマを更新・追加した
更新したプラグインが、ほかのプラグインやテーマとぶつかることがあります。
3. functions.php などを編集した
テーマの functions.php に書き足したコードの、かっこやセミコロンの抜けでも止まります。
4. メモリが足りない
PHPが使えるメモリの上限を超えると止まります。エラーログに Allowed memory size と出ていれば、これが原因です。
直し方(手順)
手順1 管理者あてのメールを確認する(リカバリーモード)
致命的なエラーが起きると、WordPressはサイトの管理者のメールアドレスに、原因になったプラグインやテーマの名前と、「リカバリーモード」に入るためのリンクを送ります。リンクからログインすると、エラーの原因を止めた状態で管理画面に入れるので、そのプラグインを停止するか、テーマを切り替えます。
メールが届いていない、リンクの期限が切れている場合は、手順2に進みます。
手順2 プラグインをまとめて止める
FTPソフトか、サーバーのコントロールパネルのファイルマネージャーで、次のフォルダの名前を変えます。
wp-content/plugins → wp-content/plugins_off
これで全部のプラグインが止まります。サイトが表示されたら原因はプラグインです。フォルダ名を plugins に戻し、中のプラグインのフォルダを1つずつ名前を変えて、原因を絞り込みます。
手順3 テーマを切り替える
プラグインを止めても直らないときは、テーマを疑います。wp-content/themes の中にある、使っているテーマのフォルダ名を変えると、WordPressの標準テーマ(Twenty Twenty-Five など)が入っていれば、そちらに切り替わります。
手順4 エラーの中身を見る
原因の行は、エラーログに出ます。サーバーのコントロールパネルでPHPのエラーログが見られることが多いほか、WordPressの設定ファイル wp-config.php に次の3行を書くと、wp-content/debug.log に記録されます(/* 編集が必要なのはここまでです */ の行より上に書きます)。
define( 'WP_DEBUG', true );
define( 'WP_DEBUG_LOG', true );
define( 'WP_DEBUG_DISPLAY', false );
ログには PHP Fatal error: ... in /wp-content/plugins/○○/... on line 123 のように、止まったファイルと行が出ます。原因が分かったら、3行は必ず消すか false に戻してください。debug.log は外から読めてしまうことがあります。
手順5 PHPのバージョンを一時的に戻す(応急処置)
PHPを上げた直後に止まったのなら、サーバーのコントロールパネルでPHPを元のバージョンに戻すと表示が戻ることがあります。ただし、古いPHPには脆弱性が残ったままです。戻すのはテーマやプラグインを直すまでの間だけにしてください。サーバー会社によっては、古いバージョンに戻せない場合もあります。各社の画面の場所は サーバー別の切り替え方 にまとめています。
やってはいけないこと
- バックアップを取らずに、ファイルやデータベースを消す・上書きする。元に戻せなくなります。
- いきなりWordPressを入れ直す。テーマやプラグインの設定、アップロードした画像を失うことがあります。
- エラーログの表示(WP_DEBUG)を付けたままにする。サーバーの内部の情報が外から見えてしまいます。
- 原因の分からないまま、PHPを古いバージョンで使い続ける。脆弱性が残ります。
見覚えのないファイルや管理者ユーザーが増えている、知らないサイトへ転送されるといった場合は、PHPの更新ではなく改ざんの可能性があります。セキュリティの専門会社に相談してください。
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